契約社員と正社員で10年後に2000万円の差:生涯賃金の計算

同じ仕事をしていても、契約社員と正社員ではボーナスと退職金で生涯賃金が7000万円と5000万円に分かれる。37歳の俺が給与計算機で計算した正社員になれなかった代償。

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2026/4/1
俺は37歳、都内のIT企業で企画営業をしている。契約社員だ。隣の席の田中さんは同じ仕事をしているが、正社員だ。年齢も37歳。入社も同時期。仕事の評価も同じくらい。でも給料が違う。月給で3万円。ボーナスで大きく違う。退職金があるかないかで、生涯で2000万円以上の差がついていることに最近気づいた。 37歳で正社員になるのは難しい。派遣から契約、契約から正社員への道はあるが、35歳を過ぎると採用枠が極端に減る。俺も3回ほど正社員募集に応募したが、面接で「年齢とスキルのバランス」という曖昧な理由で落とされた。 この記事では、俺と田中さんの給与を給与計算機で計算して、正社員と契約社員の生涯賃金の差を明らかにする。同じ仕事をしている二人の、数字で見る格差だ。

使い方

俺(契約社員)の年収: 月給320,000円(固定)×12ヶ月=3,840,000円 ボーナス:年2回、それぞれ月給の0.5ヶ月分=計320,000円 年収合計:4,160,000円 手取り:年間約3,350,000円 田中さん(正社員)の年収: 月給350,000円(基本給280,000+各種手当70,000)×12ヶ月=4,200,000円 ボーナス:年2回、それぞれ基本給の2.0ヶ月分=計1,120,000円 年収合計:5,320,000円 手取り:年間約4,250,000円 年収の差:1,160,000円。手取りの差:約900,000円。これが毎年の差だ。 10年間の累計: 俺:41,600,000円 田中さん:53,200,000円 差額:11,600,000円 これだけでも1,160万円。でも本当の差は退職金だ。俺は契約社員だから退職金がない。田中さんは正社員で、会社の退職金制度がある。勤続20年の退職金相場は約600万円(中小企業の場合)。大企業なら1,000万円以上。 給与計算機で生涯賃金(22歳〜60歳の38年間)を計算した: 俺(生涯賃金): 平均年収420万円(昇給込み)×38年=約159,600,000円 退職金:0円 生涯賃金:約159,600,000円(約1億5,960万円) 田中さん(生涯賃金): 平均年収580万円(昇給込み)×38年=約220,400,000円 退職金:6,000,000円 生涯賃金:約226,400,000円(約2億2,640万円) 差額:66,800,000円(約6,680万円) 6,680万円。これが契約社員と正社員の生涯賃金の差だ。家が1軒買える金額だ。この差の主な要因はボーナスと退職金だ。月給の差は3万円だが、ボーナスの差は年間80万円。38年で3,040万円。退職金で600万円。これだけで3,640万円。残りの3,000万円以上は昇給の差だ。正社員は昇給のペースが速い。俺は契約更新ごとに1〜2%の昇給。田中さんは定期昇給で年3%+役職手当。

プロのヒント

給与計算機で自分の生涯賃金を計算してみてほしい。年収×残り勤務年数だけじゃない。昇給率、ボーナス、退職金を含める必要がある。俺は37歳だから残り23年。契約社員のままなら生涯賃金の残りは約9,660万円。正社員に転職できれば残りは約1億3,340万円。3,680万円の差がまだ挽回できる。 35歳を過ぎて正社員を目指すなら、スキルよりも「会社選び」が重要だ。中小企業やベンチャーは正社員の年齢要件が緩い。俺はITスキルを活かして、SaaSベンチャーの正社員募集に応募することにした。年収は下がるかもしれないが、ボーナスと退職金で長期的には勝つ。 有給休暇の差も見落とせない。俺は契約社員で年間10日。田中さんは正社員で年間20日。10日×日給16,000円=160,000円分の差。38年で約380万円(昇給込み)。これも含めると生涯賃金の差はさらに広がる。 社会保険の加入条件も違う。契約社員で週30時間未満の場合、社会保険に加入できない。健康保険と厚生年金を自分で払うことになる。俺は週40時間だから加入しているが、週30時間未満の契約社員は手取りがさらに減る。

よくある間違い

一つ目は「契約社員でも正社員と同じ仕事をしていれば同じ給料」と思い込むことだ。法律上は同一労働同一賃金の原則があるが、ボーナスと退職金は「裁量」とされている。基本給を合わせても、これらで差がつく。給与計算機で計算すると差が一目瞭然だ。 二つ目は「契約社員の方が自由でいい」と割り切ることだ。確かに契約社員は辞めやすい。でも「辞めやすい」=「クビになりやすい」だ。俺の会社は業績が悪化した時、真っ先に契約社員の更新を見直した。3人が契約満了で退職した。正社員は一人も辞めていない。この「雇用の安定」は計算機に出ない価値だ。 三つ目は「今の年収だけで生活設計を立てる」ことだ。俺は37歳。あと23年働くとして、年収が上がる前提で計算していた。でも契約社員の年収は頭打ちが早い。40歳以降は昇給がほぼ止まる。正社員は役職がつけば40代で年収700〜800万円に乗る。この分岐点を30代で意識しておくべきだった。 四つ目は「派遣と契約社員を同じだと思っている」ことだ。派遣社員は給与の70〜80%が派遣元の取り分。時給1,500円でも、実際の仕事単価は2,000円。契約社員は直接雇用だから、給与の全額が自分に入る。どちらにせよ正社員には劣るが、契約社員の方がマシだ。

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