都内ワンルーム12万円:家賃だけで年収の30%消える

渋谷区の1Rに住む私が計算した「家賃が人生をどう食べていくか」の真実。東京の家賃と、それでも東京に住む理由

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約1400語
2026/4/1
東京の家賃は狂っている。 28歳、年収480万円。手取りで月々約31万円。そのうち家賃が12万円。渋谷区のワンルーム25平米だ。バス・トイレ別でない。洗濯機置き場は室外。エアコンはついているが、窓が古くて冬は寒い。 12万円 × 12ヶ月 = 年間144万円。年収480万円の30%。 金融の教科書には「家賃は手取りの25%以内に」と書いてある。東京に住むと、その25%なんて幻想だ。25%に収めようとしたら8万円の物件に住むしかない。8万円で渋谷区は無理だ。駅からバスで15分の古いアパートならあるかもしれない。でも25平米以下で、昭和の建て替え候補みたいなところだ。 私は3年前まで実家に住んでいた。神奈川県。通勤時間は往復3時間。毎朝6時起き。帰宅は22時。これを2年続けて、限界が来た。通勤に使う時間を睡眠に使いたい。そう思って東京に引っ越した。 引っ越して劇的にQOLが上がったのは事実だ。通勤は往復40分。睡眠時間は2時間増えた。休日は近所のカフェで過ごせる。でも毎月12万円が出ていく。貯金は月5万円がやっとだ。 この記事は、東京の家賃がどれだけ人生を食っていくか、そしてどう向き合うかについての私の計算だ。

使い方

東京23区の家賃、エリア別の現実 2024年時点の大体の目安。 山手線内側(渋谷、新宿、港区など):ワンルーム10〜15万円 山手線外側(杉並、練馬、江戸川など):ワンルーム8〜11万円 多摩地域(町田、八王子など):ワンルーム6〜8万円 私は渋谷区を選んだ。理由は職場に近いこと。でも12万円は痛い。年収480万円の手取り31万円から12万円を引くと19万円。そこから食費、光熱費、通信費、交際費、保険を引くと、本当に貯金できるのは月5万円程度。 年間60万円の貯金。30歳になっても預金残高は200万円そこそこ。このペースだと頭金500万円を貯めるのに8年かかる。35歳だ。そこから35年ローンを組むと完済は70歳。無理だ。 じゃあ買うべきか?賃貸と購入の比較を計算してみた。 渋谷区の中古1LDK、45平米、4500万円とする。頭金500万円、ローン4000万円、金利1.5%、35年。 月々の返済:約124,000円 管理費・修繕積立金:約25,000円 固定資産税(年):約180,000円 月々の実質負担:約149,000円 今の家賃12万円より毎月3万円高い。でも35年後に資産として残る。一方、賃貸は35年間で12万円×420ヶ月=5,040万円を消費する。すべて他人の懐に入る。 計算ツールで比較した結果、私の結論はこうなった。東京で買うなら「家賃相当額のローンを組める物件」を探すこと。無理して広い場所を買わない。1LDKで十分だ。そして職場に近いこと。通勤時間は人生の最大の無駄だ。 でも正直なところ、4500万円の物件を買うには頭金と収入が足りない。だから私は今、別の戦略を取っている。渋谷区を諦めて、北区の1Kに引っ越すつもりだ。家賃8万円。4万円の節約。年間48万円。この48万円を投資に回す。5年で240万円。これが私の「東京で生き残る戦略」だ。

プロのヒント

家賃は収入の30%を上限にする。どうしても東京に住むなら30%は仕方ない。でも30%を超えたら赤信号だ。家賃計算ツールで自分の限界を知ること。 渋谷区、港区、新宿区にこだわらない。北区、荒川区、江戸川区でも十分「東京」だ。駅から徒歩10分以内なら通勤の負担は変わらない。家賃は3〜4万円安くなる。年間36〜48万円の差だ。 シェアハウスも選択肢だ。渋谷区のシェアハウスなら6〜8万円で住める。プライバシーは減るが、貯金は増える。20代のうちは割り切るのも手だ。 実家から通えるなら実家が最強だ。家賃ゼロ。3年前の私を殴りたい。「往復3時間が苦痛」なんて言っていないであと5年我慢すればよかった。5年で家賃は720万円節約できた。

よくある間違い

最大の失敗は「家賃は出ていくお金」とだけ考えること。買う場合も維持費がかかる。管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険。これらを含めると、購入の月々の負担は家賃より2〜3万円高いことが多い。計算ツールで総額を比較しないと、「買った方がお得」という思い込みで失敗する。 二番目は「通勤時間は我慢できる」と思うこと。往復2時間の通勤は年間約500時間。これは約21日分だ。月に2日近くを電車の中で過ごしている。この時間を睡眠や趣味に使えたら、人生の質は変わる。私は変わった。 三番目は初期費用を甘く見ること。賃貸の初期費用は家賃の5〜6ヶ月分。12万円の物件なら60〜72万円。敷金、礼金、仲介手数料、保証会社の利用料。全部で給料2ヶ月分が消える。引っ越すたびにこの出費が発生する。だから安易な引っ越しは避ける。最低2年は住む覚悟で契約する。 東京の家賃は確かに狂っている。でも東京に仕事があり、人があり、刺激がある。完全に諦める必要はない。戦略的に選べば、東京でも家賃を抑えることはできる。私は北区への引っ越しを決めた。妥協ではなく、選択だ。

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